蛍光

 

わからないフリや嘘で

毎日に色をつけていった

まるでおとぎ話のような

美しい物語になった

 

○や×が踊る場所に

灯りはどこにあるの?

 

僕らが僕らじゃないと言われる世界なら

生まれた意味も無くなるのかな

 

小さな囲いの中で

同じ本を読み

詩を歌った

 

赤や黒で塗りたくった

正解は本当だろうか

 

錆びついた言葉を盾に仮面を被せるなら

こんな世界は無くなればいい

 

両手で測れない宇宙で光る蛍のように

言葉も表情も自由自在であったらいいな